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2009年06月10日
吃音治療の再開
アレクサンダーテクニークというボディワークです。
治療してもらうのとは違って、自分で体の使い方を新しく学んでいくというものです。
週1回のワークで、月に4回、1年間かけて新しいからだの使い方を学んでいきます。
広瀬カウンセリング教室で、吃音の原因は条件反射の過敏な反応というところまではわかったのですが、ではどうしたらその反応を抑えることができるのか。
広瀬カウンセリング教室では、吃音の反応を抑える具体的なワークには取り組みません。
吃音を抑える具体的なワークに取り組むことができるのが、アレクサンダーテクニークだと思っています。
実際、以前にアレクサンダーテクニークの教室に参加したことあって、その効果を実感しています。
僕が参加したのは、海外から来日したアレクサンダーテクニークの先生に教わるという教室でした。
その時、2日間くらいは、ほぼ完全に吃音が出ない状態でした。
あんなにラクに話せたのは、生まれて初めての経験だったので、涙が出そうなくらい感動しました。
物心ついたころからどもっていたので、ラクに話せる経験をしたことがなかったのです。
週1日のワークを1年続けたなら、1年後には吃音が治っているのではないかと、期待大です。
これからは、そのワークの様子や発見したことをこのブログでシェアしていきたいと思います。
2008年11月19日
吃音者としての最近
前は何も考えずに言えた言葉が、急にスムーズに言えなくなってしまったのです。
会社内で違う部署の人に電話をかけるとき、「何々の・・・です」って、部署名と名前を言うんですが、以前は、名前のところでどもってしまってました。
それがつい最近、部署名を言うときにどもってしまったのです。
そのときは、とても恥ずかしく思いました。
いつも名前でどもっているので、部署名でどもろうが、名前でどもろうが、周りから一緒なんですが(笑)
次の日にも意識してしまい、同じところでどもりました。
そしてその次の日も、同じところで吃音が出ました。
不思議なことに、前はうまく言えなかった名前は、スムーズに言えるようになったのです。
ほんとに不思議です。
肉体と精神は密接に関係していて、心の状態などが肉体に影響するんだなと実感しました。
西田文郎(にしだふみお)さんという、オリンピックで金メダルと取った女子ソフトボールチームのメンタルトレーニングを指導していた人がいます。
西田さんがメンタルトレーニングの指導を開始してから、金メダルをとったので、たしかな技術を持っている人だと思います。
数々の著名人が指導を受けに訪れるそうです。
西田さんは、いくつかの本も書いていて、私も何冊か読ませていただきました。
その中で使えると思うテクニックがあったので、紹介します。
3秒ルールというものです。
何か失敗したときに、失敗を忘れるテクニックです。
指を5回鳴らして、「なし」と口にするか、頭の中で言うのです。
それを習慣づければ、その指を鳴らして、なしというだけで、失敗に対しての気持ちをすぐに忘れ気持ちが切り替えられるようになるのです。
部署名がうまく言えなくなって、2日目からこの方法を使いました。
失敗を引きずらないようにしていました。
4日目で、完璧ではないのですが、ほとんど吃音がでなかったです。
そのときはすかさず、頭の中でガッツポーズです。
失敗をいつまでも引きずっていると、どんどん定着していって、症状が悪化するようなので、これからも続けていきます。
失敗をすぐに忘れるなんて、すごくおめでたいようですが、脳には良いそうです。
トップアスリートはその切り替えがすごくうまいそうです。
2008年09月02日
観察する難しさ
吃音が出ているときは、頭が真っ白になり、自分の体に注意を向ける余裕なんてありません。
吃音しながらなんとか話し終わってから、一息ついたその後にそのことを思い出すのです。
あ、どこが緊張していたっけ?と。
あとから、どこが緊張していたか思い出しても意味がありません。
ただの推測に過ぎないからです。
ただの推測で探しても、あてになりません。
それで治ってたら、多くの吃音者が治っています。
本当にどこが緊張しているか、その瞬間に気づかなければいけないみたいです。
広瀬カウンセリング教室では、吃音しているときに、自分の状態に気づきなさいとは教えてくれますが、どうやったらうまく気づけるかは教えてくれません。
ボディワークや体操で、うまく気づく方法があればいいのですが、その方法は確立していないようです。
なかったら、他に似たよう理論から、体の緊張を取り除く方法を教えてくれるところを探すしかありません。
体の緊張を取り除くボディワークは、いろいろあります。
話すことに関する、体の緊張を取り除くボディワークがありました。
アレクサンダーテクニークと言うものです。
そのアレクサンダーテクニークを作ったアレクサンダーは、俳優をやっていて、ある日突然声が出なくなったそうです。
出なくなった声を治すために、鏡を使って、声を出そうとしている自分の体を観察し始めたそうです。
そうすると、声を出そうとしたときに、自分の首をとても緊張させていることに気づいたようです。
首に力を入れながら、声が出ないようにしようとしながら、一方では声を出そうとしていたのです。
ブレーキをかけながら、アクセルを踏んでいた状態です。
これは、吃音と同じではないでしょうか。
2008年08月05日
自分の状態を観察する
長いどもりの生活のせいで、普通の人が気にしないような刺激でも、敏感に刺激にしてしまうようなのです。
普通の人でも、大勢の人前で話すときには緊張してうまく話せず、どもってしまうことがあります。
吃音者の場合は、普段の生活でもちょっとしたことを緊張と捕らえてしまうようです。
これはもう、無意識のレベルみたいです。
意識して緊張しないようにしても、無意識レベルで緊張と捕らえてしまうので、敏感に反応します。
無意識レベルで反応するように、条件反射になってしまっていうようなのです。
では、原因がわかったなら、どうやってその条件反射なみに敏感になった状態を、普通の人並みに戻すことができるのでしょうか?
そこさえわかれば、吃音が治るのです。
吃音克服の確信に迫ってきた気がして、このことを知ったときにはとても興奮しました。
では、どうやってその敏感になった状態を、普通の状態に戻せるのか。
広瀬カウンセリング教室では、吃音が出ているときに、自分の体の状態を観察しなさいと言います。
自分の体の状態で、緊張しているところに気づけたなら、人間の自然の反応として、緊張を解くようになるそうです。
自分で意識的に解こうとするわけではないです。
ただ、話す行為にとって必要ない緊張に気づくだけで、人間の体の反応として、今度は自然と緊張をとけるようになってくるそうです。
2008年07月27日
広瀬カウンセリング教室2
10人から15人くらいで、テーブルを囲んで、皆向かいあって座ります。
カウンセリング時間は、1時間です。
教室では、長い間変わらずに使っているテキストがあります。
そのテキストを順番に一人づつ、2・3行ごと読んでいきます。
当然、みんな吃音が出ます。
みんなシーンとして聞き耳を立てているので、かなり緊張するので、吃音が出てしまいます。
一人づつ順番に読んだ後は、最後に全員で、同じところ音読します。
それが不思議なのですが、全員で読む場合は、まったく吃音が出ず、スラスラと読めるのです。
これは、我々吃音者が、肉体的な障害で吃音になっているのではない。普通の人と同じで、スラスラと読める能力は備わっているのだという証拠になります。
一人のときに、どもらないように練習をしたことがあると思います。
一人のときは、全然どもらず、これなら大丈夫だと思います。
しかし、いざ人前になると、練習通りにはまったくいかず、どもってしまうのです。
なぜ、こういったことが起こるのか、ちゃんと説明してくれます。
本来、人間の口というものは、ものを食べたり、呼吸したりする器官で、身の危険を感じたりしたときは、本能でそちらの呼吸とかの能力を優先するらしいのです。
体を緊張させたり、呼吸を優先的にするようになるのです。
そういった状態の時に無理に話そうとしても、当然うまく話せず、どもってしまうのです。
吃音者でなくても、大勢の人の前で話したりする時に、どもってしまうのと同じです。
われわれ吃音者が問題なのは、大勢の人前じゃなくても、どもってしまうことです。
なぜ、吃音が出るのでしょうか。
そんなに緊張しているつもりはありません。
2008年07月17日
治そうと思って治るものでもない
吃音している人は、自分がブレーキを踏んでいることに気がつかないのです。
ブレーキを踏んでいるのに、うまく話そうとアクセルを踏むので、なんとか吃音しながら進む感じです。
自分の不必要な緊張を取り除くこととは、不必要な緊張をしないようにしようと努力するのとは、また違います。
無駄な力を入れないようにしようと思っても、どこが本当の原因かわからないので、余計に不必要な緊張を生み出す恐れがあります。
不必要な緊張を取り除こうと、力を抜く努力ではなくて、まず自分の体がどうなっているか観察しましょう。
吃音が出ているときは、自分の体に意識を向ける余裕は、なかなかないと思います。
話そう話そうとせいいっぱいで、頭が真っ白になるからです。
少しずつ、自分が吃音してるときに、落ち着いて自分の体に注目するようにしましょう。
少しずつでいいと思います。まずは、舌から、慣れてきたら、首を観察してみる。
普段の状態と、吃音が出ているときの違いはないか。
口や首だけではなくて、お腹や背中を意識してみる。
普段の生活では、吃音が出たときに自分の体に意識を向ける余裕はない場合、
非日常の空間をわざと作って、どもることになれるのもいいと思います。
それは、吃音矯正教室などに参加して、どもることを恐れず、積極的に話しをするのです。
普段なら、うまく話そうとしてしまいますが、周りのみんなも吃音者なので、そんなこと考えずにいっぱいどもりましょう。
そういう場で、いっぱい吃音して、自分の体の不必要な緊張に気づく練習をしましょう。
一般的によく言われるのが、自分の舌や、自分の首や、横隔膜が緊張しているらしいですが、僕の場合は、背中やお腹に力が入っているような気がします。
アレクサンダーテクニークで、首の緊張をとって、自分の背中やお腹に意識を向けると、自然と無駄な力が抜けていくのがわかります。
その状態で話すと、うまく話せることが多いです。
2008年06月12日
吃音になるしくみ
人間が言葉を話すときは、どうやって話そうかなどと考えていません。
口の大きさはどのくらい開けてとか、呼吸はどのくらいだととか、いちいち考えていません。
自然に話すことが一番いいそうです。
なぜ吃音者は、吃音になってしまったのでしょうか?
幼児の吃音に悩んでいる悩んでいるお母さんもいると思いますが、幼児の吃音を治そうと思い、ゆっくり話しなさいとか、落ち着いて話しなさいとか、言わないほうが良いのです。
幼児のころは、見るもの聞くものが驚きの連続で、その驚いたものをお母さんに伝えたくてしょうがないのです。
人間の口は、本来話すための器官ではなくて、ものを食べたり、呼吸したりする器官です。
緊急で身の危険を感じたときは、言葉を話すよりも、呼吸のほうを優先するようにできているのです。
そのため、外からの刺激で緊張したりすると、言葉がうまく話せなくなってしまうのです。
大人でも極度の緊張で、吃音が出てしまうことがあると思います。
幼児は驚きのあとにお母さんにそのことを伝えようとすると、外からの刺激によって、呼吸のほうが優先されていて、うまく話せないことがあるのです。
幼児の頃に吃音の症状が出始め、お母さんがゆっくり話しなさいとか言い出すと、子供は余計に自分の話すことに意識を向けてしまいます。
うまく話そうと努力してしまうのです。
話すための運動は絶妙で、意識しないでもちゃんと言葉を発してくれます。
それが、コントロールしようと意識しだすと、余計に力をいれてしまったりして、どんどん吃音が進行していきます。
なにも言わずにそっとしておくのが良いのです。
笑顔でちゃんと子供の話を聞いてあげるください。
うまく聞き取れず、眉間にしわを寄せて聞こうとしてもいけないと思います。
うちの母親がそうでしたが、よく聞こうとして眉間にしわを寄せていました。
それが気になって、僕はうまく話せてなくて聞き取りずらくて嫌なんだなと、ズーっと思っていました。
広瀬カウンセリング教室
広瀬カウンセリング教室という、吃音矯正の教室があります。
札幌と東京で行われています。
少し前までは大阪にも教室があったのですが、現在はなくなってしまいました。
北海道に住む広瀬先生というカウンセラーが行っています。
東京には毎月飛行機で来てくれます。
その広瀬先生は、昔北海道の少年院に勤めていて、その少年達の心のケアを担当していたそうです。
少年達の心のケアをするために話し合いを行っていたそうですが、中にはなかなか話しをしてくれない人たちがいたそうです。
詳しく調査したところ、その少年達は吃音症で、吃音でうまく話せないことでトラブルになって少年院にきたことがわかったそうです。
吃音でうまく話せないことによって、トラブルを起こしてしまうというのはわかる気がします。
頭では文章が出来上がってるのに、うまく伝えられないもどかしさは、大変なストレスを生みます。
吃音矯正の理論の中では、その広瀬先生が発見した理論が一番納得がいき、可能性があると思いました。
その吃音矯正の理論とは、
人間には外界からの刺激に対して、体を緊張させて体を守ったり、呼吸を優先させたりと無意識のうちに判断をする、反応があるそうです。
身の危険を感じたり、そこまでいかなくても極度の緊張をしたときは、その反応が起こり、言葉を話すよりも、呼吸や体を守ることを優先させるそうなのです。
人間の口は、言葉を話すためのものではなく、本来はものを食べたり呼吸をしたりという器官で、いざというときには言葉を話すよりも、そっちを優先させるようです。
吃音をしない普通の人でも、大勢の人の前で話さなければいけないときなど、極度の緊張をして吃音してしまったりします。
2008年05月29日
吃音者へ森田さんからのアドバイス
ある日、吃音症に悩む少年がいたそうです。
その人は森田さんのところで治療を受けていたそうです。
森田さんが、その吃音者にアドバイスしたことは、わざとどもりなさいと言っていました。
人前で進んでどもりなさいと言っていました。
きょうはく観念とか、神経症とかを治す方法は、その恐れていることを進んでしてみるということらしいのです。
高所恐怖症の場合は、高所に進んでいってみること。
そうすることによって心理的な壁を乗り越えるのだと思います。
吃音者の場合は、人までどもることをとても恐れているので、進んで人前でどもることをするなんて、とても恥ずかしくてできません。
なので、吃音者の場合は、なかなかその心理的壁を越えられないので、吃音はなかなか治らないと、森田さんは言っていたそうです。
僕も何度か人前でわざと吃音を出そうと思ったのですが、やはり恥ずかしくてなかなかできません。
吃音しないようにしても吃音しているので、わざと吃音しても周りからしたらどっちでも同じだと思うのですが。
本当に怖いのだと思います。
小さい頃を思い出しました。
小さい頃は、裸の大将というドラマが好きで、その主人公の真似をしていました。
裸の大将の主人公は、絵の才能はあるのですが、吃音症なのです。
そのマネをして、友達を笑わせていました。
人前でわざとどもっていたのです。
そのときは、なんだか吃音も軽かったように思います。
吃音することにあまり抵抗がありませんでした。
人前でわざと吃音するようにする。
効果があるかもしれません。
2008年05月28日
生活の発見会
吃音を克服するために、小さい頃からいろいろやってきましたが、いまだに吃音が治っていませんでした。
その時期に吃音を治すためにしていたことは、生活の発見会が主催している森田正馬さんの教えでした。
不安やきょうはく観念に効くということで、有名なものです。
書籍もたくさん出ています。
吃音に悩んでいましたが、高校生の時期におなら恐怖症というもので苦しんだので、その森田さんの考えは役に立つと思い、書籍を読み始めました。
森田さんの教えの良いところは、ただ治すだけでなく、人間として成長できるいうところでした。
吃音やおなら恐怖症などで悩んでいましたが、自分は人として大変幼いのではないかと、その頃薄々と気づき始めていました。
森田さんの本を読んでいると、大変おもしろかったです。
書籍に書かれている内容が、自分のために書いてくれているかのように、びっくりするくらい自分に当てはまるのです。
まさしく自分が神経質であることの証明でした。
そして、自分がいかに自己中心的であるかがわかりました。
森田さんの本を、たくさん買い読み漁りました。
出版されているほとんどの本と読みました。
絶版されているものは、図書館で取り寄せて読んでいました。
本当に目から鱗の内容でした。
吃音症で悩んでいる方は、一度生活の発見会が出している森田さんの本を読んでみると良いと思います。
吃音の悩みに伴って、別の悩みになる可能性もあるので、大変役に立つと思います。

